TRIP

レンタカーは空港で…以外の選択肢で快適旅@札幌

2023.07.18

裏ワザ:市内中心部を回ってからレンタカー

 「今年の夏こそは遠くへ旅行に行きたい」とあれこれ計画中の方は多いのでは。夏に(いや年中)人気の旅行先と言えば北海道は外せません。岐阜よりも涼しくて過ごしやすい&おいしいものがいっぱい&見どころいっぱい・近隣の県に行くよりも「旅に行った」満足感が高い―これらの理由から、北海道に人気が集まるのもうなずけます。

北海道へ旅行に行くとなると、多くの方が新千歳空港でレンタカーを借りるでしょう。飛行機到着後、レンタカー会社の空港内のカウンターへ行き、その後、シャトルバスで空港からレンタカー会社へ行き、手続きをして…と順序を踏んでいると、実際にエンジンをかけることができたのは着陸から1時間以上後なんてことは珍しくありません。

また、新千歳空港から下道で支笏湖方面、高速で登別温泉方面に行く分にはそこまで混まないと思いますが、札幌に行くとなると渋滞の心配も…さらには、札幌市中心部は駐車料金がなかなか高い(時計台近くのコインパーキングで20分400円を見つけました…)。

そこで一つ提案したいのが、新千歳空港からJR快速エアポートで札幌駅に出て、市内中心部を回ってからレンタカーを借りるという方法です。

「大きなスーツケースが必需品」「大人数のグループ」という方にはおすすめできませんし「パック旅行でレンタカー込み」という方は使えないテクですが、それ以外の方はぜひ。

実際に家族で札幌へ行ってみました!

 このテクで、ぎふのはね。編集部の女性スタッフが実際に家族で札幌へ行ってみました。09:40ぐらいに飛行機のドアが開き、早歩きして(預け手荷物なし)、駅のトイレに行くぐらいの余裕を残して09:54新千歳空港発のJR快速エアポートに乗車。運賃は1150円。10:33に札幌駅に到着しました。新千歳空港→札幌市中心部はおよそ60km。飛行機の到着時間から1時間以内に札幌駅に行けるのはJRならではです。

JR札幌駅に着いてからも快適です。時計台やテレビ塔、北海道庁旧本庁舎、すすきの方面へ向かうなら、チ・カ・ホと呼ばれている札幌駅前通地下広場を歩けば迷いません。JR札幌駅からすぐの地下鉄さっぽろ駅と大通駅の約520mをつなぐ通路で、暑い思い、寒い思いをしなくて良いですよ。

チ・カ・ホを歩いて地上に出ればもうそこはさっぽろテレビ塔。時計台などもすぐそばです。

市中心部の歩ける範囲は歩いて、その後レンタカーを借りれば駐車料金が浮きます。うまく時間調整すれば、2泊3日の日程でも、レンタカーを借りている時間を48時間以内に収めることもできます。

免責補償やNOC補償などは1日単位でカウントされるため、48時間借りるのか、50時間借りるのかはちょっとした差が生まれます。ちなみに帰りは新千歳空港近くの店舗に返せばよいかと。お土産が増えている分、歩くのが大変になりますから。。。

札幌市内でレンタカーを借りて新千歳空港近くの店舗に返却するとなると大抵の場合、乗り捨て料金がかかりますが、旅行サイトで見てみたところ多くが1000円台でした。

札幌市内は中心部だけでよくて、登別温泉や白老町のウポポイなどへ行くなら、新千歳空港駅の隣、南千歳駅までJRで行き、駅から歩ける範囲の店舗で借りるという手もあります。そうすれば乗り捨て料金や市内中心部の渋滞とは無縁です。ぜひ参考にしてみては。