土屋敬子

『梅雨時期のハーブとアロマ』

2023.07.22

梅雨に入りじめじめした天気が続くと、身体が重くなりがち。

身体の不調も出やすくなってきます。

この時期の自分の身体の状態を知り、

自分に合った方法でケアしましょう。


梅雨の時期、こんな症状はありませんか?

・身体がだるい、重い

・頭痛

・肩こり

・めまい

・食欲低下

・胃弱

これらの症状は梅雨や雨の多い時期によくみられます。湿度が高くなり、発汗がうまく出来ず、身体に余分な水分が溜まるためと言われています。

梅雨を過ぎると暑い夏がやってきます。体温調節機能や自律神経により負担がかかる時期なので、この梅雨時期を元気に過ごして暑い夏を迎えたいですね。

梅雨時期のおすすめアロマオイル

・ユーカリ

・ティートリー

・ペパーミント

どの精油もすっきりした香りが特徴で、抗菌・殺菌作用が高いことがポイントです。

梅雨の時期におすすめのアロマオイルの使い方

①アロマストーンにお好みの精油を1滴垂らして香りを楽しむ

②アロマスプレーで気分をリフレッシュ

 ・ルームスプレーとして、またキッチンのお掃除などにも〇

③マッサージオイルでむくみのケアをする(小さじ1のオイルに精油1滴が目安です)

・体内の水分を巡らせてあげることで、梅雨時期のダル重さを軽減してくれます

・頭痛や肩こりには首や肩回りを、足のむくみにもマッサージオイルで優しくさすってむくみケアをしましょう

「アロマスプレーの作り方」

梅雨のジメジメした気分を軽やかにする香りを作ります。ルームスプレーやデオドラントスプレー、またキッチンの仕上げ拭きにもお使いいただけます。

[材料]

・精油 10滴まで

・無水エタノール 10ml

(アルコールの苦手な方はなくても可。その場合水を50mlにします)

・水 40ml

・スプレー容器 50ml用(アルコール対応のもの)

[作り方]

①容器に無水エタノールを入れる

②①に精油を入れ、軽く揺すって混ぜる

*今回のおすすめブレンド

・ユーカリ3滴

・ティートリー3滴

・ペパーミント2滴

・ラベンダー2滴

③水を入れフタをし、軽く振ってできあがり

・無水エタノールを入れない場合、水と精油が分離するため、使用前に良く振ってお使いくださいね。

安全に精油をお使いいただくために

気軽に、なおかつ安全にお使いいただくためのポイントです。

精油は植物の恵みをぎゅっと凝縮したものです。一度に多量に使うことはやめましょう。特に直接皮膚に触れたり、飲用することはNGです。お肌に使う場合は1%以下の濃度にします。(顔の場合は0.5%)

*簡単な計算方法として、小さじ1杯に1滴垂らすと1%濃度になるので、それを目安に使用量を調整してみてくださいね。

ハーブやアロマは身体を整えるサポート役です。

食事・睡眠・運動の土台を整えながら、今の自分の体調と向き合い、ハーブやアロマでより深いケアをしていきましょう。

梅雨の重たい気分が少しでも軽やかになりますように。


土屋 敬子

yadorigi店主 植物療法士/服飾作家

yadorigi