LIFESTYLE

植物で秋から冬の身体を整える

2023.12.21

秋から冬へ移り変わる季節、冷えが気になりますね。

「冷えは万病のもと」とも言われ、風邪を引きやすかったり、体調を崩しやすい原因にもなります。寒くなる時期、植物で優しいケアを取り入れてみませんか。

季節に合わせて身体はいつも変化し続けています。その変化に柔軟に対応していける身体でありたいですね。小さなことをコツコツと積み重ねていくことで、きっと身体は応えてくれますよ。

秋から冬への植物療法

1.あたためるハーブティーで巡りを良くする

2.玄米カイロ、小豆カイロなどで、肩やお腹をあたためる

3.バスタイムにバスソルト、お風呂上りにアロマトリートメントをする

4.ストレッチなど、軽い運動をする

1.冷えにおすすめブレンドハーブティー

・ジャーマンカモミール

・ローズマリー

・ジンジャー

・ルイボス

血流を良くしたり、あたためる作用のあるハーブたち。

ローズマリーとジンジャーは刺激が強めなので、ほんの少しブレンドするのがコツです。

カモミールのホッとする香りに、少し元気の出るハーブが加わり、秋から冬へ冷えの解消をサポートしてくれます。

朝昼晩と1日3回くらい飲むのがベストですが、まずは朝のコーヒーをハーブティーに置き換えてみるのはおすすめです。出かける日には多めに作って、水筒に入れて持ち歩いても。

2.玄米カイロ、小豆カイロなどで肩やお腹をあたためる

とにかく身体を冷やさないことが大事。ハーブティーで内側からあたためるのはもちろん、外からもあたためケアを。特に足元から冷える方は丹田(おへその少し下辺り)をあたためてあげると全身がポカポカしてきます。

3.バスタイムにバスソルト、お風呂上りにアロマトリートメントをする

「バスソルトの作り方」

とても簡単に作れるバスソルト。疲れを癒してくれる香りでバスタイムは至福の時間。

リラックスして夜ぐっすり眠り自律神経を整えてあげましょう。

[材料]

・精油 5滴まで

・天然塩 50g

[作り方]

①天然塩に好みの精油を入れて混ぜる

②お風呂に①を入れてバスタイムを楽しみましょう

ポイント

毎日使いたい方は数日分作り置きをするのもおすすめです。

その時は精油が揮発しないように蓋つきの容器に入れて保存してくださいね。

皮膚に刺激のある精油もあるため、使用前には調べてからお使いください。

*今回のおすすめブレンド

・ラベンダー×ゼラニウム(華やかな香りをお好みの方へ)

・オレンジ×フランキンセンス(血行を良くし、深い呼吸でリラックスしたい方へ)

安全に精油をお使いいただくために

気軽に、なおかつ安全にお使いいただくためのポイントです。

精油は植物の恵みをぎゅっと凝縮したものです。一度に多量に使うことはやめましょう。特に直接皮膚に触れたり、飲用することはNGです。お肌に使う場合は1%以下の濃度にします。(顔の場合は0.5%)

4.ストレッチなど、軽い運動をする

冷えの解消にはあたためるのはもちろん、身体を動かして巡りを良くし、血流をよくしてあげることが大切です。

入浴であたたまった後に軽くストレッチをし、さらにアロママッサージでケアしてあげるとお肌も喜びますし、翌日の身体が軽く感じられますよ。

ハーブやアロマは身体を整えるサポート役です。

特に冷えを感じる時期には、毎日のあたためるケアの積み重ねがとても大事。

以前は毎年しもやけができていた私。植物療法を生活に取り入れ、生活習慣を見直し数年、今ではすっかりしもやけができなくなり、手足の冷えも以前より感じにくくなりました。

気づいたら気になっていた症状や不調が軽くなっていたと思えるくらい、ゆっくりとした歩みかもしれませんが、必ず身体は応えてくれます。

植物の恵みを生活に取り入れて、自分を大切にしてあげる時間をぜひ持ってみてくださいね。


土屋 敬子

yadorigi店主 植物療法士/服飾作家

yadorigi