大人のぶらりLOCAL旅 ～飛騨古川編～
古い町家が残り、鯉が泳ぐ瀬戸川が白壁土蔵街に沿って流れる飛騨古川。風情ある伝統的な町並みは、大人のぶらり旅には最適な場所。寺や木造建築の建物をじっと見ていると、細部に「飛騨の匠」による美しい木工装飾と出会うことがあります。「伝統の町だなぁ」と散策を続けていると、古い町家だけれど、現代っぽいオシャレな店舗を数軒発見。その一つが「FabCafeHida」。飛騨の森の広葉樹とテクノロジーを使ってマイ箸作りやスタンプ作りなどのワークショップも提供しているカフェです。
クロモジのミルクティーや地元酪農家の牛乳で作ったカヌレなど、飛騨の自然の豊かさを美味しくいただけるメニューにも感動ですが、一番思い出深いのはマイ箸作り。箸の材料となる数種類の広葉樹は、種類によって色、香り、質感も違います。かんなで削りながら硬さや木目の出かたも違うことに気付き、改めて森の多様性を感じる機会に。
「となりのトトロ」にも登場する楢の木で作った箸は、深い色のシックな箸で、世界にひとつだけの自分の箸。観光だけではなく、その土地の自然や伝統、またそれを伝える手法など、色々と新しい発見がありました。
FabCafe Hidaと別の通りには、クラフトビールの醸造もしている可愛らしい小さな店「ヒダノオクブルワリー」があります。ぶらりと立ち寄り、オリジナルのビールをじっくりと味わって飲んでみるのもおすすめの大人旅。
途中に天空の城ラピュタに登場する手作り？の巨神兵にも出会いました。「こんなところになぜ？！」とびっくり。飛騨古川には、伝統的な古い町並みの中に、新しい店と出会うこともあり、まるで現代と過去を行ったり来たりするような新しい感覚の旅が楽しめますよ。
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